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高田エミ【ねこ・ねこ・幻想曲】9巻・あらすじ・感想 | くまリオのススメ!


高田エミ【ねこ・ねこ・幻想曲】9巻・あらすじ・感想

ねこ・ねこ・幻想曲9巻 高田エミ

※記事内に広告が含まれています。

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ねこ・ねこ・幻想曲(ねこ・ねこ・ファンタジア)9巻

りぼんで1989年8月号から1989年12月号で掲載

あらすじ

里子に飼われている黒猫のシロは人間の女の子に変身できる不思議な猫。
シロの秘密は、人間では里子だけが知っている。
ある日、シロは猫語が分かるカン吉という少年に、ミリィという猫の目を見えるように治してほしいと頼まれた。
長老の話から、青いスズランがあれば、治せるかもしれないと知り、
シロとカン吉たちは青いスズランを探しに出かけた。
やっとのことで見つけた青いスズランだったが、触ると白色になってしまった。
しかも、雨があがると同時にいっぱい咲いていたスズランは消えてしまい…。

主な登場人物

シロ

樹村家の飼い猫。黒猫だけど「シロ」という名前。
みかん箱に入れられて川に流されていたのを、里子に助けてもらう。
お月様に頼んで人間の女の子の姿に変身できる。

樹村 里子(きむら さとこ)

緑ヶ丘高等学校2年5組。3年の香川先輩と付き合っている。

樹村 正人(きむら まさと)

樹村家のパパ。緑ヶ丘高校の生物教師。猫が嫌い。猫アレルギーでじんましんが出る。
しかしシロからは、マイダーリンのパパと呼ばれるほど好かれている。

樹村 冴子(きむら さえこ)

樹村家のママ。お料理上手。昔は看護婦をしていた。

香川貴広(かがわ たかひろ)先輩

緑ヶ丘高校3年8組。頭脳明晰、明るい性格。バスケット部副キャプテンで生徒会風紀委員長。
自分をずっと励ましていてくれた女の子が里子と知り、里子と付き合うようになる。

サスケ

竹中生花店で飼われている猫。シロに好意を寄せている。

長老

お年寄りの猫。シロたちの町の猫から慕われている。空家の洋館の屋敷に1匹で住んでいる。

ネタバレ・感想

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ここから、ネタバレ・感想になります。ご注意下さい。

●不思議な少年と青いスズランの巻

消えずに残った白いスズランを持ち帰ったカン吉くんたち。
しかし、青いスズランの力は互いに深く愛し合っている猫でなければ、
使うことができないと聞かされ、長老はカン吉くんとミリィにスズランに触れるようにと言い…。

長老が、みんなから少しバカにされてる感じがかわいそうだわw
みんなの長老だぞ!!

カン吉君の話す、本当のことについて、ここでも涙が出ました。

果たしてカン吉くんが語るお話とは…

まぁ、およそ皆さんの予想通りなんですけどね、経緯が語られます。
そして、やっぱり泣ける(´;ω;`)ウッ…

先生のスタッフさんも、泣きながら描いてくれたみたいですね。
たぶん、こういう子供の頃に読んだ漫画の1つ1つのお話で、命の尊さとか愛とかを漠然と分かるようになっていったんだなぁ…と思います。

ミリィ…幸せになってほしい…うん。

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●長老のお誕生日の巻

今日が長老の誕生日と知ったシロと里子は、長老の誕生日プレゼントを作製し、
まさに出かけようとしていたところを、パパに引き止められてしまう。
パパも一緒に行くことを条件に、外出の許可を得たので、慌ててシロは、
猫達全員を人間に変身させるけれど、その効力は1時間で切れてしまうもので…。

里子半端ないって!その日のその日で、簡単にお手製のクッション作るんやもん。
そんなんできる?里子半端ないって(笑)

長老が人間の姿になった!めっちゃイメージ通りのおじいちゃん。
パパと対面した時の長老が、めっちゃ優しくて、本当のシロのおじいちゃんみたいです。

パパにバレないようにみんな頑張るけど、まぁ仕方ないもんね…猫だもん。

長老の誕生日を盛り上げるために、かくし芸大会が始まるんだけど、
ボスの必殺技も披露されますね。ボスの特技はこれか…。

「これは一体…どーゆうことなんだ!?」

あー…気づいたら1時間経ってるや。

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●淳子ちゃんとブレスレットの巻

長老の誕生日会を後にした里子とパパ。
里子は帰り道に、かぎしっぽの猫に出会い、落とし物に注意するよう忠告される。
そうすると、本当にブレスレットを落としてしまった。
必死に探す里子だったが、ブレスレットは、
転校してきて学校になじめずにいる女の子の手に渡ってしまい…。

ブレスレットがないので、やっぱりシロの言葉は通じないよね~。
こういう時って、自分に言ってほしい言葉を言ってくれてるもんだと
勘違いしがちになるよね、うんうん(笑)

「うち転校生やねん さっき学校いきとうなくて泣いてたんや」

学生の時の転校って大変だよね。
あいにく、その経験はないのですが、もしそんなんあったら
わたしも淳子ちゃんと一緒で、すぐに馴染めないかも。

ブレスレットは、人の涙(想い)に反応する説がここで爆誕(笑)

淳子ちゃんのために一生懸命、猫らしい可愛いアピールをするシロは必見ですね。

淳子ちゃんをいじめていた子で、あやちゃんという子が出てくるのですが、
…あやちゃん、フリフリ?の洋服(笑)そんな恰好で小学校に行くのか…w

そしてブレスレットがブレスレットが…ああー!と小学校の頃思いました(笑)

淳子ちゃんのお母さんは、ちゃんとお母さんなんだよなぁ…。
初めてのクラスでみんなの前で下向いてモジモジしているんじゃないかと見ぬきます。

「友達が欲しかったら自分から話しかけなあかんよ」と核心をつくんだもん。

「でもあやちゃんが仲間はずれにするっていうから仕方なく…」

こういう第三者的な立場にいる子たちも、立派にいじめする側の方だぞ?
仕方なくとか、見てるだけってのも、十分にいじめだと思います。

ミミを助けてくれたことを知り、ようやく改心するあやちゃん。
まぁ、悪い子じゃないと思うけどね。
わたしより可愛いし、って理由の1つに挙げられているのが人間らしいかな。

ブレスレットがようやく元に戻り、仲間はずれの淳子ちゃんの話を聞いた里子は、
いい考えが浮かんだ!とシロに提案します。

「魔法のキャンディを使うのよ!」

果たして、里子のアイデアは上手くいくのでしょうか?
淳子ちゃんと、あやちゃんは仲直りできるのでしょうか?

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まとめ

カイとミリィの話はね…うん、泣いたね。
強い想いは、時に思いもよらない奇跡を起こす…ってことがあってもいいんじゃないかと
思わせてくれるような話でした。

長老の誕生日に、みんなで人間に変身しますが、
長老が、イメージ通りの人間の姿でした。
高田先生、さすがです!!
そして、意外にチビちゃんが、思ったよりチビちゃんだった(笑)

淳子ちゃんの話は、先生の柱トークを総括すると、
先生の体験談から基づいている部分もあるのかな?と思います。
先生は、あやちゃんみたいな子いじめっ子をやっていたこともあるし、
いじめられっ子にもなったことがあるので、両方の気持ちが分かるそうです。
当時、いじめに関するお便りがけっこう来たそうで…
柱トークで、先生の意見が書かれていましたが、まさにそうだな…と思います。

現代っ子(笑)の方が、今ではこういう問題は、たぶん大変なんだろうな…。
個人的には、自分の子供の時にスマホやSNSがない時代で、ある意味良かったなと、思います。
さらに、子供時代にHSPを自覚していたら、人間関係めんどくさくて、疲れ果てていたかも…。

9巻の最後に再びかぎしっぽの白猫が現れて、物語は10巻へ。

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