吉住渉【スパイシーピンク】2巻・あらすじ・感想

スパイシーピンク2巻 吉住渉
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吉住渉【スパイシーピンク】2巻・あらすじ・感想

コーラス2007年10月号~2008年3月号に掲載。

あらすじ

遠藤桜、26歳。職業は少女漫画家。合コンで知り合った美容整形医の是枝から、ちゃんと付き合いたいと言われた途端、亡くなったと聞かされていた是枝の元カノ・菜津子が2人の前に現れて…。

主な登場人物

遠藤 桜(えんどう さくら)

26歳。少女漫画家。19歳の時に月刊ドロップでデビューし、その後、読み切りを中心に仕事をする。
前彼の章とは、高1から6年間付き合ったが仕事が忙しくなりフラれた。
それ以来、一度も彼氏が欲しいと思ったことがない。

是枝 行(これえだ いく)

30歳。是枝クリニックの美容整形医。かつて「奈津子」という恋人がいた。
とある事情により、合コンで知り合った桜に交際を申し込む。

上條 美園(かみじょう みその)

26歳。月刊ドロップの超人気漫画家。中3でデビューし、いくつもの作品を大ヒットさせている。
桜と同い年で気が合い、しょっちゅう一緒にお酒を飲む仲。
美人で男はすぐにできるが、貢ぐより貢がれたいので、すぐに別れてしまう。

真保 章(まほ あきら)

桜の元カレ。今は行の妹の理沙と付き合っている。

是枝 理沙(これえだ りさ)

行の10歳離れた妹。大学生。ドロップ愛読者で桜のファンでもある。

ネタバレ・感想

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ここからネタバレ・感想を含みます。ご注意下さい。

 

●VOL.7

目の前に現れた菜津子を追い返した行に、改めて事情を聞く桜。詳しく聞いた後、後日、美園や章からも菜津子のことを話題にされ、不安になる。そして改めて、意を決して行に会いにいく…。

 

改めて行の家の中で、菜津子さんについて聞きます。
菜津子さんは、行の一つ下で、大学時代から5年間付き合い、
結婚するつもりだったことを聞かされます。
しかし、当の菜津子さんは、社会人になってある時、パタッと連絡が途切れ、
短い別れのメールだけ来て、仕事も辞め、電話番号も住所も変えて行の前から姿を消します。

…なんでだと思います?(笑)
いや、ちゃんと行の口から、説明が続きますが、その説明聞くと、
なーつーこー!クソビッチめ!と同性ながら思ってしまいました。

行の意見に、概ね同意なので、あえて書きませんが、ほんと、ちゃんとした話し合いしないのって、
人としてまずどうなんだろうね…。

シーンは変わって、美園たち漫画家仲間との食事会。
結局、ちゃんと付き合うっていうのも、そのままうやむやになったことを桜は報告します。
元カノの菜津子が偶然、ある雑誌に載っていたので、改めて菜津子をマジマジと眺める人たち。
(桜と比較されて、桜かわいそう、笑)

しかし菜津子が今更、行の前に現れたのはなぜかという話題になっていきます。
そこで、美園が、

「よりを戻したいとか」

と言い、桜に用心するよう忠告します。

ここで桜は、妹の理沙ちゃんが、この雑誌を見て、菜津子さんが死んでいないことを知ったら、
どうしようと不安になりますが(妹の理沙ちゃんは菜津子さんを慕っていたため)
主婦雑誌だから、理沙ちゃんはこの記事を見ないだろう…という結論になります。

…なるんですが、そこはやっぱり漫画!(笑)
理沙ちゃんは、他の記事が目当てで、偶然、菜津子さんの記事を読み、
そこに章も居合わせて、章も行の元カノの存在を認識します。

所変わって、是枝クリニック。
なんと、職場に患者として、菜津子さんが行の前に現れます。
行はあくまで、患者としての話を進めようとしますが、
…聞く耳もたずとはこのことか?(笑)
菜津子さんは、自分の言いたいことを話し始めます。
話を一通り聞いた行は、呆れたように言います。

「呆れたな どこまで勝手なんだ」

…よかった行がこの態度で(笑)

その後の菜津子さんのセリフなんですけど、そのセリフ、
どんだけ自分に自信があるんだよ、にゃろう!(笑)と思わず胸くそ悪くなりました。

章はさっそく桜に元カノのことを伝えるため、桜と一緒に食事をしているシーンですが、
(これはこれで、よく理沙ちゃんにバレないよな…と思います)
菜津子さんが生きていると知った理沙ちゃんの様子を桜は聞きます。

章との話で、行がなんで桜にちゃんと付き合おうと言ったのか、
菜津子さんが現れて動揺し、吹っ切りたいと思ったから、
行はやっぱりまだ菜津子さんのことを…そう頭の中で考えた桜は、
急きょ、行のマンションに向かいます。

そして、玄関で出迎えた行に抱き着き、

「抱いてください」

と言います。

●VOL.8

意を決して、行に会いに行った桜。ついに行と…。

 

いやぁ、初っ端からにんまりするラブっぷりですけど、
…そう来たか!(笑)

回想シーン込みで、なんか可愛らしというかほほえましかったです。

まぁ、なんだかんだで、ケンカ別れしてるんですけど(笑)
その後、行からの電話で、今度は桜のマンションに行が会いに来ます。
しかし、タイミング悪く、先に酔っ払いの章が桜に会いに来てしまいました。

マンションの前で追い返そうとしていたところに、行が到着。
そして章が酔っ払っているゆえに、マンションにまで来た親密な理由を、

「昔 6年間つきあってた仲なんで♡」

と、それはハート付きの笑顔で行に悪びれもなしに話してしまいます。

ここで章とのことを隠されていた行は、不機嫌になり、
桜と口ケンカになってしまい、マンション前で帰る、と言い、
ちゃっかり酔っ払いの章も連れて帰っていきました。

不機嫌ながらも、また連絡する、と言ったことと、章を引き連れて帰るところは、
個人的にポイント高いです!(笑)

行からの連絡がなしに、放置3日目。携帯が気になりつつも、桜は仕事をしなければいけません。
その頃、行もハードな仕事が続いているようで…そこに1本の電話が。

「会いたいの どうしても」

菜津子さんからのお願いの電話に、行は、

「わかった」

と答えます。

 

 

●VOL.9

行は桜に電話した後、菜津子と会う約束をしていたホテルのラウンジに向かう。そこで行は改めて自分の気持ちを菜津子に伝えるが…。その後、菜津子をホテルの部屋まで送り届けるが、そこで菜津子からあるものを見せられた行は…。

 

行からの電話でようやく仕事に打ち込む桜ですが、とうとう行が菜津子さんの呼び出しに応じます。
…場所がホテルのラウンジというのがねーもうねー(笑)

そして行が会いに来てくれたことで、許してもらえたと思っちゃってるところがね…
行はきっぱり今の気持ちを伝えます。許して全部忘れる、と。

ここで桜に対する行の気持ちも描かれてますが…ひゅー!よく言った!(笑)
大学時代の行と菜津子がワンカット描かれてますが、こっちの行は好みかも、素朴っぽい(笑)

まぁ回想で、清楚な外見と裏腹にわがままで気性の激しいお姫さま、と菜津子のことを行は表現していますが、そういうところも含めて当時好きだったんなら、何も言うまい。

「気分が悪いわ 吐きそう」

というセリフと共に、菜津子さんはホテルの12階に部屋を昨日から取っているらしく、
行に部屋まで送るように言います。

…えー?演技やろ?って思ってたら、やっぱり演技やった!(笑)

部屋まで、正確には部屋のベッドまで送ってもらい、行にさらにバスルームのミネラルウォーターを持ってくることまで要求(…おいおい)

その後の菜津子さんの顔を見て、服に手をかけて何かあるなと分かったんですが、
行が水を持ってきたところで、行に自分の上半身を見せます。

シーン変わって理沙ちゃんと章のシーン。
ここで、理沙ちゃんはなかなかの女っぷりだな、ということが分かります。
カンは鋭い方らしく、ガツンと章に言ってるところがかっこいい。
なんとなく、妹キャラ…いや実際に行の妹なんですが(笑)世間知らず系と思いきや、
いいぞ!章にはこういうタイプがいいんじゃないかと思いました。

そしてシーンが変わり、桜の仕事現場。
担当さんから、新たな仕事の話が舞い込みます。
原作付きの連載の依頼で、「魅神 ユイ」のファンタジー小説のコミカライズとのこと。

この名前でピンときた人はきましたね!…吉住先生の別の漫画のキャラクターです。

嬉しくなった桜は、さっそく行にメールで報告しますが、
行はそのメールを待ち合わせ前に、読んでいました。
そして、その待ち合わせに現れたのは、菜津子さんで…。

 

●VOL.10

行と菜津子が一緒にいるところを偶然、目撃した理沙は、そのことを桜に伝える。色々考えて、埒が明かなくなった桜は、行に電話でどうしても会いたいと伝え…。

 

街中で兄の行と同じ車を見かけ、行本人も見かけたので、
声をかけようとする理沙ちゃんでしたが、菜津子さんと一緒にいたので、声をかけるのを止めます。

シーン変わって、桜と美園の食事シーン。
ここで、美園から杉丘さんと結婚することにしたと報告を受けます。
ここでの、美園の話で、人って変われるもんだな…と思いたいのですが(笑)なかなか変われないところもあるよな…とも思うので、実際、現実問題、このカップルがずっと上手くいくのかは、
微妙なところ(笑)現実世界でも、人って変われるもんだな…と思うのですが、
なかなか変わらないってところもやっぱりあるんでねー。

原作者の魅神ユイとの担当者さんも交えての打ち合わせシーン。
ニーニーだ…!(だって好きなんだもんでの愛称です。)
可愛いイメージだったけど、性格こんなんだったけ…。

美園と杉丘さんの新居マンション探しのシーンが組み込まれますが、
…やっぱり金銭感覚が違うことが早くも露呈しますね(笑)

魅神との打ち合わせで、小説の舞台のモデルの一つが、
理沙ちゃんが通っている大学だったので、桜は理沙ちゃんと一緒に大学内で、
資料集めとして、写真を撮っています。

ここで、理沙ちゃんから行と菜津子さんが一緒にいたところを見かけた、という報告を受けます。
ここでの理沙ちゃんの感じから、完全に理沙ちゃんは桜側の味方ですね。

理沙ちゃんからの報告で、家に帰ってあれこれ考える桜ですが、
直接、本人に聞く!ってことで、行に電話します。
行本人は、忙しそうで、まだ仕事が残っている状態みたいですが、

「今日会えませんか?どうしても会いたいんです」

と桜の必死のお願いに、仕事帰りに桜の家に寄ることを決めます。

 

●VOL.11

仕事帰りの行に会った桜。意を決して、菜津子のことを聞いてみるが、会っていないとウソをつかれてしまい…。

 

仕事帰りの行を部屋に招き入れ、何て切り出そうか考えているところに、
行の先制攻撃?(笑)
急に抱きしめられ、びっくりする桜。思わず離れます。
驚いた桜に、嬉しくないの?(…と聞いちゃう辺り、かー!これだからモテ男はってわたしは思ったんですけど、笑)と聞き、再び、桜を抱きしめます。

こんなに優しいなんて、いつもの行じゃない、怪しい!(その通り、笑)ってことで、
思い切って、最近、菜津子に会ったかどうか聞きます。

「……いや」

その答えを聞くや否や、また行から離れて、理沙が見たことを伝えます。

行としては、誤解されたくなかったこと、一緒にいたのは、デートではなく、
菜津子のプライバシーにかかわることだから、詳しい事情は言えない、
やましいことはない、信じないの?と逆に言われてしまいます。

そこで、いい感じに甘い雰囲気になるのですが…まぁ邪魔は入りますね(笑)

明日から門司港へ、魅神と取材旅行が入っている桜。
そのことで、魅神から、桜の携帯に電話が入ります。

電話口の内容から、桜が魅神と2人きりで旅行に行くこと、しかも明日10時出発なのに、
支度もしていないことから、呆れかえって、行は帰ることにします。
またしてもケンカ別れっぽくなってしまったことに、桜は落ち込みます。

魅神との門司港への取材旅行。
…端折るんですけど(笑)あぁ、やっぱりニーニーだなって、
「だって好きなんだもん」を知っている方なら、ご納得のニーニーっぷりでした(笑)
そうだよ、こういう性格だったよ。あの打ち合わせでの違和感はこれだ!

後々に、桜も魅神のことをウザイケメンと称してますが、まさに、ね。
そのウザイケメンのせいで、〆切までの仕事の余裕がなく、
行ともあの夜以来、連絡を取っていない状態。
そして、そんな忙しい状況の中、仕事道具のライトボックスが壊れたので、
買いにいくために外出します。

そして電車の中で、立っている菜津子を見かけ、菜津子も桜に気が付きます。

 

●VOL.12

菜津子からお茶に誘われ、話をする桜。そこで聞く、菜津子の事情とは…。
そして行と進展はあるのか…物語は最終話へ。

 

菜津子さん、1度しか桜のことを見ていないはずですが、人の顔を覚えるのが得意らしく、
桜に話しかけ、お茶に誘います。ここで行と会っていた事情を聞きます。

まぁここでの菜津子さんは、やっぱり若干、嫌な感じのタイプの女性かな…と思うのですが、
菜津子さんの話す事情と、最後に綺麗に微笑む感じで、どっこいどっこいな印象です。
…でも、やっぱり嫌な感じ、かな(笑)あの別れ方がひどいもんね。

桜は、原稿に追われ、どうにか〆切に間に合わせ、そしてなぜか、
章と理沙ちゃん、そして魅神と4人で飲むことになります。
ここで、章に関する事実がまた一つ発覚するんですが…おい(笑)
あと桜は、もう遠慮なしに、魅神に対して、ウザいと言ってやります。

ここで、章がちょっとしたイタズラをしかけていたので、
2人きりになった桜と魅神のところに、行が登場して…という感じで、物語は結末へ。

最後の辺の会話が、ちゃんと、VOL.8のケンカの原因のことを回収していて、
微笑ましかったです。
…えー、やっぱり行はそこにこだわりあるの?(笑)

ラストカットも、何気ないシーンの日常を切り取っていて、ほのぼのでいいですね。

まとめ

亡くなったと聞かされていた菜津子が生きていたことで、
始まった2巻でしたが、ちゃんと、ハラハラドキドキさせつつも、
きれいに話がまとまった感じかなと思います。

行とは、ラブラブシーンよりケンカっぽいシーンが多かったですが、
それはそれで、特に桜の心の中での葛藤がよく描かれていたかなと思います。

職業が漫画家だったので、妙にリアルさがあるのもいいなと思ったのですが、
1巻でも触れたように、ちゃんと非リアリティな部分もあると受け止めたいと思います。

主人公の桜は、総じて好きなキャラかな。
素直だし、ありのままって感じで好感持てました。
男性キャラは…うーん、杉丘さんで!(笑)現実的でいいじゃない!

 

さて次は、長めの単行本の感想にしようかな。
気になった方は、是非、1巻、2巻ともにチェックしてみて下さいね!

 

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