吉住渉【四重奏ゲーム】あらすじ・感想

四重奏ゲーム吉住渉
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四重奏ゲーム(カルテットゲーム)

りぼんで1988年4月号~6月号の全3回連載された作品。

吉住渉先生のりぼん本誌、初掲載作品であり初連載の作品。

あらすじ

私立の音楽大学付属中学校を舞台に、演奏会に学内選抜された、性格もバラバラな4人が、
あることをきっかけにステラと走り書きされた古い楽譜を偶然見つけた。その場所は、先日、失踪した小池先生の部屋だった。楽譜と小池先生の失踪は関係あるのか?事件の真相を追求するべく、仲良くなっていく4人。事件を調べるうちに、自分たちの演奏会に何か秘密があることに気付く。果たして、演奏会に隠された本当の意味とは?事件の黒幕は誰なのか?

主な登場人物

友成 笑(ともなり えみ)

3-A(ヴァイオリン科)第1ヴァイオリン担当。小2までドイツで過ごす。
元気いっぱい、明るさいっぱいの人気者。

的場 類(まとば るい)

3-F(チェロ科)チェロ担当。常に成績トップの超秀才。
副科でピアノを取っており、作曲の才能もある。

樫本孝純(かしもと たかすみ)

3-B(ヴァイオリン科)第2ヴァイオリン担当。校内きってのプレイボーイ。

安東妙子(あんどう たえこ)

3-E(ヴィオラ科)ヴィオラ担当。紅いピアスのツッパリ美少女(付属高校の不良グループと親交あり)

神田先生

付属中学校の教師。四重奏の演奏の指導を受け持つ。笑の個人レッスンの担当でもある。

伊集院英至

付属中学校のOB。ドイツで演奏活動を続ける天才ヴァイオリニスト。

ネタバレ・感想

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ここからネタバレ・感想を含みます。ご注意下さい。

 

現役の吉住先生の初掲載作品、そうだった、推理ものだった。
しかも当時は、本業はOLで、この作品を連載されてました。
連載はリアルタイムで読んでないのですが、
初めてコミックで読んだのは小学生の時です。(自分のは第32刷発行のコミックです。)

表紙を見て、主人公の笑の相手役は、孝純かなぁと思ってたのですが、
まさかの類くんだったことに驚いたことを思い出しました。
ウェリトンめがねだし、真面目だし…って思ってました。
(打ち合わせの段階で、先生も担当さんから、「孝純の方を主人公の相手役に変えろ」と言われたそうです。)

でも、類くんはいいぞ!頼りになるし、将来は作曲家になるだろうし(笑)
笑ちゃんもヴァイオリンの腕がピカイチなので、ヴァイオリニストになるだろうし、
将来、安泰じゃないか!…と思ってしまうのは、大人になったからなんですね…(遠い目)

神田先生も当時は、髭があるゆえに、おじ様…と思ってたんだけど、
今見ると若い…のか?30代ぐらいの設定なんでしょうかね。
同時収録作品の「ハート・ビート」で同名・同ルックスの神田先生が出てきますが、
先生がもう1回書きたいと思っていたので、
この作品にも神田先生が流用されたという経緯があります。(つまり、ひいきされている)

妙子ちゃんは、先生の願望がつまったキャラですね。
ピアスがしたかったけど、できなかったから代わりに妙子ちゃんに、
バイクも乗りたいけど、乗れないので変わりに妙子ちゃんが乗っちゃうと。
こういう美人さんなのに、ちょっと悪い子みたいなキャラ、私は好きです。

孝純くんは、一重まぶた設定だったんだ…
後に、妙子ちゃんと付き合うようになるみたいですが、
この作品は、推理ものが軸なのであれですけど、こういうモテキャラが
一途な恋をするようなストーリーが好きなので、
どんな経緯で、妙子ちゃんとデートする仲になったのか気になります(笑)
孝純くんと伊集院氏の名前は、吉住先生が特に気にっている名前みたいですね。

後々の吉住先生の作品の中でも、何作かありますが、
複雑な家庭設定というのを、初連載でも入れてたんですね。
実はこの人とこの人が血が繋がっているとか、ね。

ハート・ビート

りぼんオリジナル1985年秋の号に掲載。

吉住渉先生の大学生時代の作品。

主な登場人物

原田範子(はらだ のりこ)

女子バスケ部のキャプテン。高校3年生で文武両立している。

日比野愛作(ひびの あいさく)

サッカー部所属。高校3年生。数学が苦手。
範子のことが好きだが、事あるごとに邪魔をてくる神田先生を目の敵にしている。

神田先生

高校の数学教師。女子バスケ部の顧問。
事あるごとに日比野が範子と仲良くなるのを邪魔している。

あらすじ

範子のことが好きな日比野は、仲良くなろうと接近する度に、神田から邪魔をされていた。

「原田が好きなら もうちょっと彼女にふさわしい男になるんだな」

と神田に言われ、もっと自分を磨くため、最後の紅林戦(こうりんせん)に向け、
サッカーの練習を頑張っていた。
そんな中、迎えた紅林戦当日、サッカー部と女子バスケ部の試合時間が重なり、
お互いの試合を見にいけなくなった範子と日比野。
日比野はそれでも、日々の練習の成果を発揮し、見事勝利する。

自分の試合が終わった後、女子バスケ部の試合結果が気になり、
体育館に向かう途中、範子が負けてしまったことを知る。

範子を探す途中、日比野が目撃したのは、校舎の陰で

「学校ではただの教師と生徒って約束だし…」

と、範子と神田の二人が抱き合うシーンだった。

ネタバレ・感想

出たよ、神田先生!(笑)
見た目も同じだけど、四重奏ゲームの神田先生より、こっちの神田先生のが好き。

教師と生徒の恋愛か?三角関係か?に見せかけてからの
まぁ、よくありそうなパターンにもっていかれました。

ラストの「もういっかい いって」と言われた後の恥ずかしそうな日比野と
その横にいる範子は可愛いですね。
これですよ、これ!ほのぼのとした純情ですよ!

あと教室で、皆の前で堂々と、範子に「それでも好きなんだ!!」と言える日比野は
かっこいいですよ、必見。

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Another Day(アナザーデイ)

りぼんオリジナル1987年初夏の号に掲載。

主な登場人物

浅野えりか(あさの えりか)

私立集英高校1年生。クラブは超能力研究会所属。タイムスリップ能力がある。

佐瀬義武(させ よしたけ)

私立集英高校3年。超能力研究会部長。えりかの友達からは変人扱いされている。

松村裕記(まつむら ひろき)

私立集英高校3年。俳優でちょっとしたスター。愛称はマッキー

あらすじ

中3のある日トラックと正面衝突(奇跡的に軽傷)して以来、
えりかは事故と同じような精神的パニックに陥るたびに、
時間も場所もわかんないどこかへとぶタイムスリップ能力が備わるようになった。

ある日、高所恐怖所ゆえに、タイムスリップしてしまったことを佐瀬先輩に相談したが
それを聞いた先輩は、実験として、意思によるスリップが可能か、
えりかの高所恐怖症を利用するべく、校舎の屋上へ一緒に行く。

思惑通りにえりかは、タイムスリップしてしまったが、そこは5年前だった。
そこで出会ったのは中学1年生の男の子2人組。

最初はタイムスリップを信じてくれなかった2人だが、
えりかを未来に戻すために、協力してくれるようになり…
果たして、えりかは未来へ戻れるのか…?

ネタバレ・感想

この話は、本当によくまとまってるなと改めて思いました。
小学校の時、読んだ時は、ラストにきゅんきゅんしたことしか覚えてなかったんですけど
ストーリーの組み立て、伏線をよく回収してるよ、うん。

出会った2人の男の子どっちも、はるかは、苗字呼びしてたと思ってたけど
1人は名前の方なんて、そりゃ思わないわ…。

あと5年前にタイムスリップした先が、昭和57年なところが、
連載時の時系列に合わせてるんですね。

過去の言動が、ちゃんと未来に繋がっている、
5年前にこういう言動を取らなかったら、
未来はきっと違ったんだろうな…と思わせてくれるストーリーでした。

そしてやっぱり大人になってから読んでも、ラストのオチが大好き。

まとめ

柊あおい先生が四重奏ゲームの1・2回目のお手伝いをしてくれたり
水沢めぐみ先生の当時の彼氏さんのお話が出てきたり…という話も巻末でされてます。
りぼんっ子だった人は、おぉ~!と思うんじゃないでしょうか?

四重奏ゲームは、吉住先生の初連載作品でしかも3回しかないのに、
4人の仲良くなる過程、事件の経緯、黒幕を追い詰める緊迫感、そしてラストと
すごく自然に、すごく上手く描写されていると思います。
(事件をひねり出すのに相当、苦労されたみたいですからね、巻末談)

あと同時収録作品は、タイムスリップの作品の方が個人的には好きなんです!
やっぱりこれも、組み立てがすごい!きゅんとするラストが好き(笑)

吉住先生の初めての単行本を読んでみたい方、女の子のための推理まんがを読んでみたい方、
きゅんきゅんされたい方に是非、おススメの1冊です。

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