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吉住渉【P×P(ピーバイピー)】あらすじ・感想 | くまリオのススメ!


吉住渉【P×P(ピーバイピー)】あらすじ・感想

P×P 吉住渉

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P×P(ピー バイ ピー)

りぼんオリジナル・2006年4月号、2007年・りぼん超びっくりお正月大増刊号、夏休み大増刊号りぼんスペシャルに掲載。

あらすじ

ある日の聖桜(せいおう)学院高等部生徒会の会議で、最近、行内に出没しガラクタばかりを盗み出す怪盗P(ピー)について議題に上がる。Pについて有力候補として、特待生の須佐の名前が挙がるが…。謎のベールに包まれたPの正体とは?

主な登場人物

姫野 るり(ひめの るり)

聖桜学院生徒会・副会長。中学~高校の途中まで体操部のホープだった。
「姫」という愛称で、運動能力が高く容姿端麗。

須佐 祐真(すさ ゆうま)

学校から特別に個人の研究室を与えられているIQ250の天才少年。
特待生で「教授」のニックネームを持つ。

友利 大貴(ともとし だいき)

聖桜学院生徒会長。姫に好意を寄せている。怪盗Pとして須佐が怪しいと睨んでいる。

一ノ木 睦美(いちのき むつみ)

聖桜学院新聞部部長。友利の幼馴染で、友利に好意を寄せている。

ネタバレ・感想

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ここからネタバレ・感想を含みます。ご注意下さい。

●平成18年4月号

手数料3万円で何でも盗むか…うん高い(笑)1万円くらいなら(おい)
でもこの価格設定も、聖桜が良家の子女が多いので成り立っているそう。…金持ちは羨ましいぜ!

そして、物語の早々にヒロインの口とモノローグでPの正体が、
プリンセス、姫のPから取られていることが語られます。

この回の依頼者は同じ学年の女の子なんだけど、その子と
携帯でそのまま会話しているんだけど、同学年であっても
やっぱり性別以外は仲良くないと声って分からないもんなのかな?(笑)
でも、高校って人数多いから分からないか…。
携帯がガラケーなのを見て、もう懐かしいと思ってしまったw

怪盗決行の夜、祐真グッズが3つ出てくるけど、
ガラス再生スプレーが欲しいです!(笑)

今回の依頼は、保健室に置いてある大きなテディベア。
ただのぬいぐるみかと思いきや、祐真がお腹に盗聴器が仕掛けられていることを気づく。
なぜ盗聴器が仕掛けられていたのか?その目的は?

ってのがこの話の肝ですね。

盗聴器のうんぬんの辺りで、直接の表現や描写はないものの、
最近のりぼんは、けっこう寛容になったんだなぁ…と思いました。
…だって、わたしの頃は、せいぜいチューか、うーん朝チュン的な?(笑)

テディ事件で、Pの知名度がまた上がり、依頼メールが増えたってところで、
この回は終わり。
最後に姫がなぜお金がほしくて怪盗をやっているのかも分かります。

●2007年・りぼん超びっくりお正月大増刊号

今回の依頼は、すでに公演が終わったあるバンドのライブチケットの半券。
簡単な依頼だったが、なぜか依頼人が依頼後、1年の人気女子と付き合うようになり…?
Pの正体が姫だと目星をつけた、新聞部の一ノ木から、Pは貴女でしょと言われた姫は…

一ノ木さんも最初は祐真の方を目をつけていたのか…。
シラを切り通し続けるかと思いきや、一ノ木→会長、姫→祐真の切ない片思い同士で意気投合。

「えぇっ須佐くん!?下僕かと思ってた…」

の一ノ木さんのセリフが何気にヒドイ(笑)

一ノ木さんにバラしたところで、祐真にも紹介。
姫はあれだね、一度気を許した相手には、けっこう何でもしゃべっちゃうタイプだ。
祐真は、そんな姫を心配しつつも、楽しそうだし、いいかと優しく見守っちゃって…
え?なにこれ…まだ両想いじゃないの?(笑)
…いや、両思いなんだろうけど、祐真が素直じゃないだけか…。

依頼者の男子が、可愛くて有名な1年女子の二條さんと付き合い始めたことで、
姫と一ノ木さんは疑問に思い、気になる!という欲の下(笑)二條さんに突撃取材!

なぜ今回の依頼がライブのチケットだったのか?

そこがまた肝かな。

あとは、会長が姫に告白の返事を求めること、それに対する姫の返事と…

あと、見どころは、姫から祐真への後ろハグかな?
男の子からの後ろハグも好きだけど(笑)女の子からの後ろハグもいいなぁ…。
あと、何といっても、最後のコマでしょう!!
ほんと素直じゃないけど、見えてないところでは素直にやるなんて…
祐真、そういうところだぞ!!(笑)

●2007年・夏休み大増刊号りぼんスペシャル

相変わらず素直にならない祐真との関係に進展がないままだったが、Pの元に新たな依頼が入る。
その依頼品は、祐真のボールペンで、依頼主は大学生、何と祐真の元カノだった。
事情を知っている一ノ木から話を聞いた姫は、元カノの時と似た状況だから、
自分の気持ちを信じないのかと祐真に詰め寄り、パートナーを解消し1人で怪盗を続けようとするが…。

祐真が中1、元カノの三好さんが中3で付き合っていた、と。

「信じられないあいつ 女なんて興味ありませんて顔してちゃっかり私だって誰ともつきあったことないのに」

確かに知能数高いと、女に興味ないないのかなって思うわな。

祐真によって、お付き合いの経緯が語られますが、結局、祐真にとってはトラウマであると。
でも、そんな元カノも、ずっと祐真のことを傷つけたことがひっかかっていたみたいで、
ちゃんと謝るための、今回の依頼。最初、元カノは自分勝手な人物像だったけど、ちゃんと謝れる人ってなかなかいないよなと思います。

元カノと話ができたことで、祐真と姫の恋に展開はあるのか?
一方、1人で怪盗を続けようとする姫への新たな依頼はPの正体を突き止める罠で…

ラブシーンもいいんだけど、これまた最後のコマがほのぼのとしていて好きだな…!

BABY  IT’S YOU

りぼんオリジナル・2005年12月号に掲載。

主な登場人物

南雲 紅実(なぐも くみ)

3-E 身長170cmでバレー部のエースアタッカー。
バレンタインチョコをたくさんもらうほど楓女子大学付属高校のアイドル的存在。

深町 匡(ふかまち ただし)

去年の春に新卒で楓女子に赴任した数学教師でバレー部顧問。
紅実より6歳年上で、183cmのイケメン。紅実の好きな人。

鷹村 ひかり(たかむら ひかり)

1年生。宝塚研究会に所属し、今年の「ナンタカ」で娘役トップに抜擢された。
超美少女でダンスも習っていて上手い。深町先生とつきあっているという噂がある。

弥子(やこ)

紅実のクラスメイトの友達で、紅実をナンタカに勧誘した。

あらすじ

9月のある日、2カ月後の文化祭「かえで祭」で連続大賞を取るべく、今年の男役に華がある人がいないことから、ナンタカを救ってほしいと、夏でバレー部を引退した紅実に白羽の矢が刺さる。
断りきれず引き受けた紅実だが、相手役は片思いの深町先生と噂のある美少女で…。

(ナンタカ=なんちゃって宝塚。お芝居はなしのダンスだけ。歌も本物の宝塚のCDを流して口パクすることから、なんちゃって宝塚)

ネタバレ・感想

ここからネタバレ・感想を含みます。ご注意下さい。

女子高で新卒イケメンの先生なら、そりゃモテるだろう(笑)

あと、話を全部読んでから言うと、ひかりちゃんが超好み(笑)
美少女でSっ気たっぷりなのがたまらん…!
弥子ちゃんも、憎めないキャラで、あと個人的に黒髪のツインでそのツインが少な目の毛量な感じが好き…(伝わんないマニアックさw)

あと、紅実ちゃんも美人さんだから、あごクイならぬ、頬クイ?して、
先生の唇を奪おうとするカットがサマになっていた…!

話自体が短めなので、感想を詳しく書きすぎると侵害になりかねないので、軽くですみません。
でも、もう一度言う。ひかりちゃん…好き!(笑)

まとめ

P×Pは、吉住先生にとって、シリーズものの初、美人で自信家のヒロインも初という作品です。
先生自身も、ミントな僕らも相当ありえないけど、それ以上に、ファンタジー以外でここまでありえない話は初めてだったそうです。
…まぁ怪盗だし、いろいろ発明品がね?(笑)

同時収録作品は、先生の姪御さんの高校で、本当にこういう部があり、
そのステージがものすごく面白かったので描いた作品だそうです。
わたし自身も、宝塚は漠然とした知識しかなかったので、その辺も軽く、
弥子ちゃんが説明してくれていたので、助かりました(笑)

あと個人的には、この表紙が好き。

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