吉住渉【スパイシーピンク】1巻・あらすじ・感想

スパイシーピンク1巻 吉住渉
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吉住渉【スパイシーピンク】1巻・あらすじ・感想

コーラス2007年2月号~7月号に掲載。

あらすじ

遠藤桜、26歳。職業は少女漫画家。同業の美園に連れて行かれた合コンで、美容整形の是枝と出会う。第一印象最悪な是枝と後日、偶然再会した桜は「おれとつきあわない?」と言われてしまい…。

主な登場人物

遠藤 桜(えんどう さくら)

26歳。少女漫画家。19歳の時に月刊ドロップでデビューし、その後、読み切りを中心に仕事をする。
前彼の章とは、高1から6年間付き合ったが仕事が忙しくなりフラれた。
それ以来、一度も彼氏が欲しいと思ったことがない。

是枝 行(これえだ いく)

30歳。是枝クリニックの美容整形医。かつて「奈津子」という恋人がいた。
とある事情により、合コンで知り合った桜に交際を申し込む。

上條 美園(かみじょう みその)

26歳。月刊ドロップの超人気漫画家。中3でデビューし、いくつもの作品を大ヒットさせている。
桜と同い年で気が合い、しょっちゅう一緒にお酒を飲む仲。
美人で男はすぐにできるが、貢ぐより貢がれたいので、すぐに別れてしまう。

真保 章(まほ あきら)

桜の元カレ。

是枝 理沙(これえだ りさ)

行の10歳離れた妹。大学生。ドロップ愛読者で桜のファンでもある。

ネタバレ・感想

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ここからネタバレ・感想を含みます。ご注意下さい。

 

●VOL.1

桜は、同じ漫画家の美園に誘われ、ネタとツテのために合コンに参加した。しかし、そこで出会った美容整形医の是枝から失礼なことを言われてしまう。第一印象最悪な彼と後日、再会すると「おれとつきあわない?」と言われてしまい…。

 

いきなり漫画家さんの毎月の修羅場が描かれていますが、
リアリティがあるのは、やっぱり漫画家さんならではでしょうね。

…最初の辺のシーンのコマでお気に入りなのは、
ベッドで寝落ちしている桜が、若干よだれを垂らしているところです!(そこ?笑)

あと美園の何気ない一言、「写真ってトシ出るよね…」大いに同意です(笑)

合コンの場で、仕事一筋!感をバリバリに出している桜ですが、
まぁ男の人が若干ひいているのはわかりますね。

ほとんど喋らなかった桜と行が、エレベーターで2人きりになるわけですが、
あんまり知らない男の人に、いきなり顎を鷲掴みにされたら、
わたしだったら、警察に訴えますね(笑)
…まぁ漫画ってことは分かってますが、行からキスをされると勘違いして、
桜は目をつぶっちゃうわけですが、目をつぶっている女性を前にして、
つらつらと整形を勧めますかね?(笑)しかも豊胸も…!(桜ちゃん、自分でCカップだと心で呟いてますが)

印象最悪で、そのまま別れるわけですが、後日、偶然、再会します。
…というより、一方的に行が、ファミレスでネームをやっている桜を見かけ、
店内に入って、百面相している桜の目の前に座るのですが…ここでも大概に失礼なヤツです(笑)

「遠藤さん おれとつきあわない?」

行から唐突に言われ、2話目へ。

 

●VOL.2

行からのいきなりの告白に、当然のように断ったことを美園に報告する桜。後日、取材のため京都に行くことになり、大阪で高校の時の男友達にも会う約束をする。しかしすっかり様子が変わった男友達に、友達をひとり失ってしまったと帰りの新幹線で失望し、やけ酒をする桜。そこにまたも行が偶然、乗り合わせ…。

 

美園は、ちゃっかり合コンで知り合った彼と付き合うようになりラブラブみたいです。

取材のために京都へ。そして取材を切り上げ、大阪へ。
漫画家のストレスと、会社員のストレスはそれぞれ違うと思いますが、
男友達の鶴ちゃんの言動、許せねぇ…!(笑)
そもそも、酔っ払いの人好きじゃないんだよなぁ…酔って愚痴を言うぐらいなら、
シラフの時に愚痴ってくれ…。

んで、桜もさすがにやってられないので、帰りの新幹線で1時間でビール3本目に突入したあたりで、
行とバッタリまた再会します。

鶴ちゃんのアレコレを話しているうちに、行がそれほどイヤなヤツではないことを思った桜。
顔は好みのこともあり(あっ桜そうだったんだw)

「つきあってもいいですよ」

と行に話します。

「別にあなたのこと好きな訳じゃないけど それで良ければ」というセリフが後に続きますが。

それに対する行の答えですが、そのセリフにわたしも桜と同じ反応を示しました(笑)
えぇ?じゃあ何で?みたいな。

何はともあれ、付き合うことになった桜と行ですが、桜の仕事(〆切)が一段落して、
食事のデートに行くことになります。
待ち合わせが、行の仕事場であるクリニックであることに、ん?となりますが、
すぐに状況を理解できます(笑)

なるほどね…だから行は桜に付き合わない?と言ったのか。

まぁ、色々ありまして(笑)クリニックで、妹の理沙ちゃんも紹介してもらいます。
理沙ちゃんは、桜のファンみたいですが、面と向かってファンですって言われるのって、
クリエイターさんの立場からすると、すごく嬉しいし、やる気が出るだろうなぁと思いました。

行が少しその場所から離れたことで、お兄ちゃんに彼女が出来たことに、安心している様子の理沙ちゃん。
そのはずみで「菜津子さん」というキーワードが理沙ちゃんの口から出てきます。
どうやら行の元カノで、大学時代からずっとで、仲良かったそうですが…

「5年前に事故で亡くなったんです」

…ほうほう、行は何やら理由あり…か。

●VOL.3

食事デート中も、理沙の言葉が気になる桜。しかし行の皮肉を聞いた桜は、辛い過去を乗り越えている人には感じられないとも思ってしまう。ある日、「ナツコ」という言葉に反応する行を見て、桜は菜津子について行に聞いてみるが、思い出したくない、と話を拒絶されてしまい…。

 

食事中に理沙ちゃんの言葉を反芻する桜ですが、料理の美味しさに思わず美味しいと反応します。
女性がさ、ただ単に美味しい物を食べて、「どうやって作るのかなあ…」って反応したって、
いいじゃない(笑)それを「聞いたら作れるの?」って言っちゃってさ。
…料理好きじゃなくても、ただ知りたいという欲もあるんですよ。

食事デートの帰り道、顔を近づけてきた行に、
「整形はしませんよ?」って桜が言うのですが、あれってからかっただけだったんだな…。

そこからのキスの流れ、耳元での誘いに…
何だか行は慣れてらっしゃるので、菜津子さんと別れて以降、
誰と何もなかったようには思えないと邪推してしまいました(笑)

桜が、キス以上はちゃんと好きになった場合にと断りましたが、
その後の行の反応を見てしまうと、やっぱりそれなりに場数踏んでないと、
その言葉出そうにないんですけど…とまた邪推してしまいました。

所変わって、美園と合コンで知り合った新彼の杉丘さんとの場面になりますが、
杉丘さんが、本当は医者ではなく、書店員であることを美園に打ち明けます。
真剣に謝り、事情を話して、再び交際を申し込む彼に、美園は…。

…美園も美園でやっぱり正直なんだな(笑)

美園と桜の飲み会で、それぞれの恋愛についての報告をするわけですが、
少しずつ、行に気持ちが傾いてきているかなぁと感じ取れます。

後日、行から桜の近くまで仕事で来ているから、この間のファミレスに10分で来いよ、
と言われるのですが…いやぁ、こりゃキツイ(笑)
というか、自分本位の人はあんまり好きじゃないんだよなぁ…。
女性に、10分で来い、だと?(怒)
でも、最低限のメークをして服を着替え、ダッシュで向かっていっちゃう桜は、
何だかんだで行と相性が良さそうですが、…こういう男はおススメできん!(笑)

ファミレスで「ナツコ」という名前が聞こえたことで、思わず反応する行。
ズバリ、菜津子さんについて行に尋ねてみますが、

「思い出したくない 全部忘れたいんだ」

と拒絶されます。

行と別れた帰り道、菜津子さんについてあれこれ考える桜ですが、
胸に渦巻く感情に、身に覚えがあります。

私 菜津子さんに嫉妬してる―

 

●VOL.4

担当からネームの全没を言い渡された桜は、ファンレターからパワーをもらおうと読み進めるが、1通のアンチ手紙で、さらなるパンチを食らう。そのことを行に話すと、バカ呼ばわりされトリプルパンチを食らうが…。またある日、行と行の妹・理沙とその彼氏と4人で食事をすることになったが、理沙から紹介された彼氏は、桜の元カレで…。

 

最初のシーンのジャガイモの話は巻末のおまけページでも、描かれていますが、
実際に、吉住先生が隣のブースから聞こえてきた話、編集さんがある漫画家さんに言っていた実話みたいですね。

アンチ手紙に対する行の反応は、ちょっといただけませんが(笑)それでも、
桜のリクエスト通りに慰めてくれる感じは、いいなと思いました。(私も大概に単純ですが)

元気が出た桜は、全ボツになった漫画を、行をモデルに新しく構想していきます。

一方、そのころ美園は、杉丘さんが働いている書店の前を通りかかったので、
気になりこっそり働いている様子を覗き見します。…まぁ、案の定、覗き見はバレるわけですが。

美園は、ここでも正直に男に対する譲れない条件をつらつら挙げていくのですが…
…けっこう事細かにすごかった(笑)
でも、そんな条件でも、何とかする、考える!と言った杉丘さんを褒めたいですが、
…絶対、苦労するって!今は良くても後々苦労するって!
まぁ本人がいいなら、何も言うまい(笑)

 

再び、桜と行の食事デートですが、今回は、妹の理沙ちゃんとその彼氏も一緒です。
行にとっては、10歳も離れた妹の彼氏なので心配な様子。

お店に着くと、すでに理沙ちゃんは席についていますが、彼氏はトイレで不在。
戻ってきた彼氏に対して、「真保さん!」と呼びかけたことで、
桜は、元カレの苗字と一緒だなぁと考えます。

しかし、そこに現れたのは、本当に桜の元カレで…という流れで5話目へ。

 

●VOL.5

理沙が紹介した彼氏は桜の元カレ・章だった―。章はとっさに、ただの高校の同級生のフリをしてきたので、桜もそれに合わせた形になるが、馴れ馴れしい章の態度に、行は不機嫌になる。その後、章が企画したクラス会で、再び章に再会した桜だったが、章から思わぬことを言われて…。

 

バッタリ会っても、素知らぬフリができる人って、平気でウソがつけるというか、
もしくは、演技派か(笑)いずれにしても、波風立てないためには、
元カレ元カノとバレないのが1番なんだろうけど、わたしも桜みたいに対処に困ると思います。
その点、章が上手いこと、演技を続けますが…。

トイレの前で章とたまたま2人きりになったところで、桜がどういうことかと詰め寄りますが、
桜の、嘘は嫌だから後で行に本当のことを言っていいか?という態度は大変、好感がもてます。
あとあと知るくらいなら、本人からすぐに言ってもらいたい(言いたい)です。

章と理沙ちゃんと別れたところで、行と飲み直すことになりますが…
桜、と馴れ馴れしい章の態度が気に食わない様子。
ほほう?(笑)もうこれは、妬いてるとみていいでしょう!

行をモデルにした漫画が好評で、続編70Pまかせてもらえることになった桜ですが、
スランプでネームが1ページも進みません。
やる気はどうにか復活したところで、章が幹事のクラス会が明日に迫っていることに気が付き、
乗り気ではないものの、顔だけ出すことにします。

まず鶴ちゃんに再会し(おぉ鶴ちゃん!)鶴ちゃんの方から謝ってもらえました。
その後、鶴ちゃんに彼女ができたらしく、いまは落ち着いている模様。
鶴ちゃんとのわだかまりがなくなり、クラス会に来てよかったと思っているところに、
章と再び再会します。
この後のシーンがあまり描かれてないのですが、どうやらクラス会は終わって、
桜と章の2人は外にいる模様。
そこで、章の態度と言葉が、とんでもなかった(笑)

まぁ、総括するとアレですね、別れても女の方はまだ自分のことを好きだと思ってる男って、
いったい何なんでしょうね?爽やかに浮気しようなんて言ってんじゃねぇ…!(怒)

桜も同じようなフラストレーションを抱えたまま70Pの仕事に挑むわけですが、
その間、行に会う余裕はありません。
桜がどうにか仕事を終わらせると、今度は行の方が仕事が忙しく会えない日が続きます。

 

●VOL.6

行の家にかかる1本の電話。その声を聞くと、行はすぐに電話を切る。
久々に行と会えることになった桜。少しか会えなくても桜が嬉しくなる。
章から騙される形で食事をすることになり、再び章から真剣にやり直さないかと言われた桜だったが…

 

行と呼び捨てにする電話だったので、ここでまぁピンときたわけですが、
当の本人の行は聞く耳もたずで、電話をすぐに切ります。

ようやく行の方から、少しだけ時間ができたので会いたいと連絡があり、
ファミレスで落ち合うことになります。
行は、理沙ちゃんから送ってもらったドロップ(行がモデルの漫画が乗っている号)を
読んだことを桜に伝えます。
そのことに桜は激しく動揺して、恥ずかしいからもう読まないでほしいと言いますが、
まぁ行は素直に応じるタイプではないですね(笑)

このファミレスのシーンと別れるシーンが、ほっこりする感じでお気に入りです!

章から理沙ちゃんとのことで相談があると飲みに来た桜でしたが、
それはウソでウソどころか、付き合っていた時に章が普通に浮気をしていたことが発覚します。
えぇ?やっぱり当時からチャラいのか…。

「本気ならいいのか?浮気が嫌なら理沙ちゃんとは別れる」

「わかったんだ やっぱり桜がいい やり直したい」

そうのたまう…ゴホン(笑)言う章ですが、桜は、
ここではっきりと行に対する気持ち、ちゃんと好きになっていることを自覚します。
(いや、自覚としては前からだと思うのですが、言葉としてはっきり肯定するという感じです。)

そこに理沙ちゃんから章にかかる電話。
そのラブラブな会話を盗み聞きする桜ですが…もう桜と同じ気持ちですよ!

「殴っていいかなあ?」

よし!本当に殴ったれ!(笑)

 

やっと、休日の昼間から行とデートすることになった桜。
いつものように、夜で別れるかと思いきや…

「うちに来ないか?そろそろ ちゃんとつきあおう」

帰ろうとする桜をそう呼び止める行。

ほうほう(笑)描写はないですが、行も桜のことをちゃんと好きになったってことですよね。

2人で行の住むマンションへと帰ってきましたが、
玄関の前に1人の女性が、行を待っていたみたいで佇んでいました。

行は帰れ!と女性を言葉で突き放しますが、ただならぬ雰囲気を感じた桜は、
女性が帰った後に、今の女性は誰かと行に尋ねます。

「死んだ女 俺の中ではもう死んだ女だ」

その答えを聞いた桜は、すぐに反応します。

「菜津子さん…?」

続きが気になるところで、話は2巻へ続きます。

まとめ

巻末のフリートークのページで吉住先生が描かれていますが、
この話の中の桜とか、特に美園は(笑)モデルにした漫画家さんはいないそうで、
あんな(美園みたいな)人は実在しないので、そこんとこヨロシクみたいです(笑)

あまり調べなくてもいいから主人公を漫画家にしたみたいですが、
描き始めると意外に難しかったようで…
まぁ簡単ではないだろうなぁとは思いましたが。
一応、実体験や伝聞が元になっている部分もあるようで、
どんなところかなぁ?と想像しながら読むのも楽しいかもしれませんね!
(わたしは、あの漫画の〆切前の修羅場な感じは実体験なのかなぁ?と僭越ながら勝手に想像してみました。)

編集さんが話していたりぼんの漫画家うんぬんという話は、
わたしも吉住先生と同じ反応ですね。
というか、楽しくて描きたいものを描かれてるんだろうと勝手に思ってますが、
編集さんのあの言い方もどうなんだろう…(笑)

 

菜津子さんが実際には死んではいないことが分かり、
ではなんで行の中で死んだ女となっているのか、気になる感じで2巻に続きます!

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