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強迫性障害【確認行為】自分の経験と対策 | くまリオのススメ!


確認行為のわたしの対策

ドアに鍵をかけている メンタル
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大人になってから、HSPを自覚しましたが、子供の頃から、自覚がある精神障害をいくつか抱えています。

その1つに、強迫性障害というものがあります。

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強迫性障害とは?

強迫観念にとらわれ強迫行為を繰り返してしまうために、日常生活や社会生活に支障をきたすようになる精神疾患。強迫観念とは、無意味でつまらないとわかっていながら頭から離れず、いつもとらわれてしまう思い込みをいい、強迫行為とは強迫観念を打ち消すための行為をせずにいられず、無意味と思いながら繰り返し行動に移してしまうことである。たとえば、戸締りや火の元などを何度も繰り返し確認せずにはいられない、あるいは手が汚れていると思い込み、たとえ汚れていなくとも不安を感じずっと繰り返し手洗いを続ける、他人に危害を加えたと思い込んで不安になる、などである。ほかに縁起のいい、もしくは悪い数字に極端にこだわったり、物の配置や物事の手順が一定でないと不安を感じ、生活に支障が生じる場合もある。強迫行為が生活に支障をもたらすほど重症化したものが疾患として扱われ、OCD(Obsessive-Compulsive Disorder)と略称される。アメリカ精神医学会の『精神障害の診断と統計の手引き(DSM)』では、かつては不安障害に含まれていたが、第5版(DSM-5)からは独立した疾患概念として、「強迫症および関連症群」の一つに位置づけられた。また、DSM-5には神経症の疾患概念がなくなったために、強迫神経症は強迫性障害とよばれるようになった。世界保健機関(WHO)の国際疾病分類(ICD-10)では神経症は神経症性障害に分類され、強迫性障害は「神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害」のカテゴリーに含まれている。またWHOでは、強迫性障害を生活上の機能障害を引き起こす10大疾患の一つにあげている。日本人の罹患(りかん)率は明らかではないが、潜在的なものも含めてかなりの数に上ると推測されている。また、その原因は明確になっていないが、潔癖症といった性格やストレスなどが考えられている。治療は薬物療法や認知行動療法などによる。 

引用:日本大百科全書(ニッポニカ)

確認行為

強迫性障害の中でも、確認行為(戸締り、窓を閉めたか等、度を越して気にすること)の症状があるな、とずっと思ってました。

また数字というか、物を数えることとかにも、何度もその数かどうか気にしてしまうというところがありました。

もしかしたら、HSP診断テストの1つ、「ミスをしたり、物を忘れたりしないように気をつける」というのと、関連するのかもしれませんが、子供の頃から、例えば、明日の学校の準備をして、ちゃんとランドセルに必要なものを備えているにもかかわらず、夜、布団に入って、「ちゃんと確認したはずだけど、アレはちゃんと入れてるっけ?」と気になって、起き上がって再度、ランドセルの方に確認しに行く、ということが、少なくありませんでした。

また旅行や帰省などで、家を何日か空ける前には、出発前に、「ちゃんと鍵をかけた?電気消した?」と、親に何度も聞いていたような記憶があります。

大人になって、自分用の家の鍵を持ったり、車を運転するようになって、とにかくちゃんと鍵をかけているか、ドアをガチャガチャして、ひどい時は、その場を離れたにもかかわらず、また戻って確認してしまう、ということが多々あるようになりました。

すぐに戻れない状況に、身を置いてしまった時は、とにかく気になる気になる。

子供の頃は、ただ心配性とか、気にしすぎなだけだろうと思っていましたが、2012年に、これまたネットで、強迫性障害について知り、自分も、そうなんだろう、と自覚するようになりました。

外出ができないほどの重い症状ではないので、精神科にはかかってないのですが、それでも、現在も確認行為の症状がまだ続いているな、という状況です。

しかも、自分だけならいいのですが、家族への巻き込みもしてしまうので、極力しないように、気をつけている最中です。

巻き込みとは?強迫行為が自分で収まらず、家族などに懇願したり強要すること。
わたしの場合は、家族にもいちいち「鍵をかけた?」「かけたよ」と巻き込むように
確認行為を手伝わせていました。

自分なりの対策

これが正しいのか?というのは専門家ではないので、あくまで、自分で心がけていることを、お話しします。

言葉を出す

鍵をかける時など、1回はガチャっとドアを回すのですが、その後に、続けてガチャガチャ確認しないため、言葉を出すようにしています。言葉を出すのが難しい状況の時は、心の中で言っています。

ただ単に「かけたぞ!」というのではなくて、咄嗟に出た意味のない言葉(じゅいっそ~とか、にょろめとか意味ない言葉)を声に出してその後、心の中で、さらに自分で返答やツッコミをしています。

じゅいっそ~って何やねん!とか、にょろめってキャラクターに似せたんかい!とかね。

そうすると、後で鍵をかけたか気になっても、かけた時の記憶とツッコミなどの記憶も残っているので、よりちゃんと鍵をかけた!という記憶が自信に繋がっている気がします。

意味のある言葉も発します。ただ、その一言だけではなく、少しストーリーをもたせた記憶にすると思い返す時に、より鮮明な記憶として、残ると思います。

例えば、「ラーメン」と言って鍵をかけて、その後続けて頭の中で、今日のお昼に食べようかなぁとか、ラーメン!ん、しりとり終わってしまうやん!とかね。

毎日、「かけたぞ!」という言葉だと、昨日の記憶なのか、あれ?今朝の記憶?という風になるので、言葉を変えるようにしています。

大丈夫!という経験を重ねてゆく

それでも、声を出すのを忘れたor何て言ったか覚えてない、慌てて出てきたから、やっぱり気になる!というのが時にはあります。

でも、あえて確認行為をしに戻らず、そのままの成り行きにまかせるようにしました。(辛いんですけどね…)そして、家に帰った時など、ちょっとドキドキするのですが、ちゃんと鍵がかかっているのを見ると、大丈夫じゃん!自分、そこまで気にしなくてもちゃんとかけているじゃん!と、成功した体験を何度も重ねていくと、あまり気にならなくなってきているかな?という風に思えてきているように感じます。

家族への影響を考える

上で記述したように、家族の巻き込みをしている状態が続いていました。わたしが、自覚したのと同時に、家族にも打ち明けてみたのですが、家族も、わたしがよく確認してくることがひっかかっていたみたいでした。

それで、わたしが前々から聞いてくるので、家族も気になって、ちゃんと鍵をかけたかどうか戻って確認することもあるので、少しストレスになっているようでした。

それを聞いて、家族まで迷惑かけているなんて…と反省もしたのですが、それでもなお、確認行為に巻き込んでしまう時がありました。嫌な顔をせず答えてくれる姿を見て、理解してもらってるのに甘えてちゃダメじゃん!と思うようになりました。それで、自分の範囲内で、収めるように努力している最中です。

やっぱり、周りの人に迷惑をかけたくないですしね。この辺も、あとあと考えるとHSPの気質と関係があるのかな?と思います。

まとめ

2012年に自覚してから、あくまで自分なりの対策をですが、してきたので、今のところ、薬や精神科などの専門家にお世話にならずにやってこれています。

完全には止められていないのですが、それでも、徐々に大丈夫という自信がついてきました。

精神障害は、本人しか分からないこともあって、なかなか辛いです。手前味噌ではありますが、今日は、自分の経験・実践していることを書かせていただきました。

精神障害は、明日すぐよくなる!というものではありません。無理をせず、一歩一歩前に進んでいきたいと思います。

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